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同一賃金同一労働って言うけど…、現状はどうなの?

 

 

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少し前までよく耳にすることの多かった

同一労働同一賃金」という言葉

 

コロナの影響なのか最近はあまり聞くことがないですが、

現状はどうなっているの?

 

と気になった方もいるのではないでしょうか。

 

現状、2021年4月1日から全ての企業に義務化されました。

しかし、まだ5割程度の企業は対応できていません。

 

対応に追われており、

一部しか対応できていない企業も多いそうです。

 

なぜなかなか対応できていないのでしょうか?

同一労働同一賃金ガイドライン(厚生労働省)にある

 

・業務の内容

・当該業務に伴う責任の程度

・配置の変更の範囲

・その他の事情

 

といったことが

内容を把握しきれない、簡単にはできない、

やらなければならないことが多い、コストがかかる

などの原因があります。

 

 

そもそも同一賃金同一労働って何で出てきた言葉だったっけ?

 

そもそも同一賃金同一労働とは、働き方改革の一環として出てきた言葉です。

 

増加している非正規雇用労働者が企業に

いいように使われてしまっている現状の改善、

 

正社員と同じ仕事をしているのに賃金が異なるなど

立場の弱い非正規労働者を守ろうという背景で生まれました。

 

目標は同一賃金同一労働により、

どのような働き方でも納得のできる

賃金や教育を受けられるようにすることです。

 

しかし、企業の対応の割合は芳しくありません。

これは、冒頭にもお話した通り

 

・内容を把握しきれない

・簡単にはできない

・やらなければならないことが多い

・コストがかかる

 

が原因ではないかと思います。

 

日々の仕事に加え、

ガイドラインの内容を把握する時間は取れない

雇用に関して抜本的な見直しが必要なため

手間も時間もかかる。コストも高いし…

 

といった事があるので中短期的な視点だけをみれば

企業からしたらメリット以上にデメリットが多いです。

 

ちなみに私も、非正規労働者として働いていた経験があります。

 

やはり正社員と比べると周囲の環境や、

賃金が異なるだけでなく、扱いも雑なものでした。

 

思い出すと今でも納得できないことが多かったです。

 

教育機会も十分に得られず、OJTと称して正社員のコマのように仕事をしていたため

何をしているかもよくわからず、精神的にしんどかったことを覚えています。

 

今は正社員で働いているので、

待遇のことは気になりませんが、自分の会社の非正規労働者に対しての対応には

人一倍気を付けているつもりです。

 

 

取り組むべき改善点と今後の展望

 

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しかし、個人がいかに考えていても、

企業としてアクションを起こさなければ

何も変わりません!

 

やはり課題は、ガイドラインにもある

 

・業務の内容

・当該業務に伴う責任の程度

・配置変更の範囲

の明確化です。

 

改善するためには

業務の内容を見える化すること。

 

それにより、

責任のある業務を把握し正社員に割り当てる

配置を変える際にもどの業務にどんなスキルが必要なのかが

明確になるため、業務内容の認識についての差異が

なくなり、ストレスも減ると思います。

 

誰もが平等に教育を受け、

働きやすい社会にするための第一歩が

「同一賃金同一労働」

だと思います。

 

今後も風化させることなく、

企業として常に考え実践していくこと

それが当たり前の社会になることを目指すべきだと思います。

 

 

まとめ

 

同一賃金同一労働についてお話ししましたが、

・同一賃金同一労働は現在5割程度の企業しか対応できていない

・今後、同一賃金同一労働が当たり前の社会を目指す

 

ということが重視すべき点です。

 

そのためにはガイドライン

 

・業務の内容

・当該業務に伴う責任の程度

・配置の変更の範囲

 

の明確化を徹底していくことが必要です。

 

もちろんこれ以外にも、福利厚生面など

多方面で改善すべきところがあると思います。

 

なので、企業はできるところから始めていき

常に改善していくことで、

労働者が働きやすい環境になり、

結果として、企業も従業員もより良くなるのではないでしょうか?

 



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