男性の育休。どのくらい取るべきなの?
今の時代、育児は夫婦で行うものですよね。
女性の育休はさることながら、男性でも育休を取ることが多くなり、
会社でも育休を推進していることも多いです。
そんな男性の育休ですが、実際どのくらい取るべきなのでしょうか?
日本では男性の育休はまだまだ一般的ではないので、
どのくらい取ればいいのかも悩んでしまいますよね。
ここではそんな男性の育休についてどのくらい取るべきなのかを、
解説していきたいと思います!
できれば3ヶ月は取ってほしい!けど…。
男性の育休ですが、できたら3ヶ月はとってもらえると助かりますよね。
出産直後の女性は体力も戻っておらず、自分のことをするだけで精一杯です。
自分の両親の力を借りれるのならまだしも、
離れて暮らしていて自分たちの力だけで生活をする場合、
最初の3ヶ月ほど育休を取ってもらえたらどれだけ助かるでしょう。
しかし、実際は男性で育休を取る場合、一番多かったのは1日から1週間程度でした。
育休を取った男性のアンケートによると、45%の方が1日から1週間程度の育休でした。
続いて多いのが2週間から1ヶ月程度で30%ほど。
半年以上の育休を取得した男性は11%ほどでした。
1週間程度では育休とは言えず、ただの夏休みじゃん!と思ってしまうかもしれませんが、
これが日本の実情です。
まず男性の育休取得率自体が多くなく、男性の育休取得率は8%ほどです。
その数字の中からさらに、上記のように大半は少ない期間の育休ですので、
満足に育休を取っている男性はわずかだということがわかりますね。
ちなみに海外の方が男性の育休ははるかに進んでいます。
福祉先進国と呼ばれるノルウェーでは育休の取得率は男女とともに90%を超えています。
そして育休取得時にも給料は80%から100%もらえるなど、
育休を取ることのデメリットがありません。
また同じく北欧のスウェーデンでも同様の制度がとられており、高い育休取得率を誇っています。
このように世界では今育休を長期間取る流れができてます。
日本でもぜひこの流れで、育休を長期間取れるようになりたいですね。
「とるだけ育休」にならないために
ただ男性が育休を取るようになっても、それが「とるだけ育休」なら意味がありません。
とるだけ育休とは以下のようなことが挙げられます。
・育休なのに家事も育児もしないで家でゴロゴロ
・自分からは動こうとしない
・育休を使って遊びに行ってしまう
このように育休を取るだけ取っているけどその実態が伴っていないのが育休です。
これでしたらママからしたらむしろ仕事をしてきて!なんて思ってしまうかもしれませんね。
そんなとるだけ育休にならないためには以下のようなことに注意をするようにしましょう。
・あらかじめルールを作っておく
子供が産まれてからルールを作ると慌ただしくなってしまいます。
ですので、子供が産まれてくる前から育休中の過ごし方やルールを、
しっかり話し合っておきましょう。
事前に知っておくことで、パパになる自覚も出てきて、
より家事や育児に協力的になってくれるでしょう。
・事前に家事を教えておく
育休中は家事を任せたいと思っていても、子供が産まれてから家事を教えるのは大変です。
できない家事を任せていると、ママからはもう自分でやる!ということになってしまいます。
なので家事はあらかじめ教えといて、育児中は育児に集中できるようにしましょう。
そして、育児にも余裕ができたら、今度はパパに育児を手伝ってもらうようにしてください。
意味ある休暇にする為に
男性の育休は3ヶ月は取ってもらえると助かりますが、
日本では実際そこまで育休が取れないのが実情です。
ただ海外では男性も育休を取る流れになっているので、
日本も近く育休が一般的になるかもしれません。
しかし、育休を取るにしてもそれが「とるだけ育休」なら意味がありません。
育休を取るのなら事前に話し合ったり、家事を覚えてもらうなど、
有意義なものにするようにしましょう。
そして夫婦で協力して子育てをしてくださいね。