車に自動ブレーキはいらない?自動ブレーキの役割とは
近年、自動ブレーキを搭載した自動車の普及が進んでいます。
普及拡大により、交通事故件数の減少につながっています。
そのため、可能な限り自動ブレーキの搭載は必要です!
自動ブレーキの機能は、主に以下の通りです。
・歩行者や先行車両などの障害物を検知する
・衝突の危険性がある場合にドライバーに警告する
・衝突が不可避な場合に自動でブレーキを作動させる
自動ブレーキは、正しくは衝突被害軽減ブレーキと呼ばれます。
衝突時の被害を軽減するのが、自動ブレーキの役割です!
日本で最初に自動ブレーキを採用したのは、ホンダになります。
2003年に発売したインスパイアに、自動ブレーキが搭載されました。
その後、他の自動車メーカーでも搭載が進んでいます!
スバルのアイサイトなどは、有名な自動ブレーキの1つです。
切磋琢磨しながら、自動ブレーキの機能は向上してきています!
安全運転を続けるため、自動ブレーキは必要不可欠な機能です!
あくまでリスク低減!自動ブレーキの過信は事故のもと
自動ブレーキですが、その機能の過信はとても危険です!
なぜなら、自動ブレーキでは事故を完全には防げません!
あくまで、被害軽減を補助するのが自動ブレーキになります。
この機能を勘違いしているドライバーは少なくありません。
「あくまで被害軽減が目的」という点は再認識が必要です。
自動ブレーキを搭載していても、死亡事故が起きています。
2018年2月、歩行者が死亡する交通事故がありました。
歩道に自動車が侵入したことが、この死亡事故の原因です。
事故を引き起こした車両には、自動ブレーキが搭載されていました。
ですが自動ブレーキが作動せず、歩行者に追突しています。
結果として、痛ましい死亡事故につながりました。
自動ブレーキに対する過信は、非常に危険です!
あくまでサポート機能と考えて、運転しなければなりません。
自動ブレーキに対する正しい理解が、今後も求められています!
2021年11月から自動ブレーキ搭載の義務化スタート
今後は、自動ブレーキの搭載が義務化されていきます!
国土交通省により、2021年11月から義務化が開始となります。
搭載義務化の対象は、ディーラーで販売される「新車」です!
新型車両については、2021年11月から搭載が義務化されます。
既存モデルは、2025年12月以降に義務化が計画されています。
既に所有している車両や中古車は、搭載義務化の対象外です!
今お使いの車は、そのまま問題なく公道を走行可能ですよ。
義務化によって、新たに買い替える必要はありません!
ですが、自動ブレーキは自身の安全のためにも必要な機能です。
可能なら、自動ブレーキ搭載車の購入を検討したいですね。
これを良い機会と認識し、自動ブレーキの搭載を検討してください!
まとめ「自動ブレーキの必要性や搭載の義務化について」
自動ブレーキの必要性や義務化について、お話しました。
まとめると、以下のようになります。
・安全な交通社会の実現に必要となる自動ブレーキ
・衝突時の被害軽減を行うのが自動ブレーキの役割
・自動ブレーキで完全に事故を防ぐことはできない
・2021年11月から新型車両への搭載義務化が開始
・販売済みの車両には自動ブレーキの搭載は不要
交通事故の防止に、自動ブレーキは非常に効果的です!
ですが、その機能を過信するのは危険です。
あくまで補助機能という認識を持つようにしてください!
正しい知識を持って、安全運転に努めていきましょう!