周期ゼミって一体何？日本にもいる？その秘密を解説！
世界には様々な謎がありますよね。
生物が環境の変化によって絶滅をすることはありますが、
時には大量発生するなどのニュースも見ますよね。
近年ではバッタの大量発生もニュースになり、自然の恐ろしさを実感しました。
そんな生物の大量発生ですが、周期ゼミというのはご存知でしょうか？
周期ゼミは特殊な周期で大量発生をするセミであり、
2021年には北米でこの周期ゼミの大量発生が予想をされています！
ここではこの周期ゼミについてや、
周期ゼミは日本にいるかなどについて解説をしていきます！
周期ゼミって一体何なの？
周期ゼミですが、主に13年に一度、ないし17年に一度大量発生するセミのことです。
この周期ゼミだけで10種類以上生息をしており、
定期的に世界ではセミが大量発生しています。
13と17という数字から素数ゼミとも呼ばれています。
この周期ゼミの大量発生ですが、記録によれば4000平方メートルの中で、
150万匹ものセミが発生するという記録もあり、恐ろしいですね。
周期ゼミは13年ないし17年、地中の中に閉じこもっており、
それが一斉に地上に出てきて成虫になります。
人間にとっては恐ろしいですが、
実は自然にとってはこの周期ゼミによる恩恵は大きいです。
地上から一気に周期ゼミが這い出てくることによって
広大な土は耕される状態になります。
よって荒れた土が生き返ります。
また捕食動物にとっても、大量の餌が発生をするので喜ばしいことですね。
しかしなぜこのような周期ゼミが大量発生するのでしょうか？
その理由としては地球の氷河期に秘密があります。
地球にセミが誕生したのは2億年以上前です。
当時は氷河期であり、地表に出てきてもセミは生き残れず絶滅をしてしました。
そのため、10年以上という長い月地中に
生息をしているセミが生き残るようになりました。
そして加え素数というのは最小公倍数を持ちません。
素数は1と自分自身の数でしか割れない数字ですね。
大変神秘的な数字であり、生物界にも多くの影響を与える数字です。
素数の周期で地上に出てくる周期ゼミは、
他の10年以上地中にいるセミとは交配することはないため、
生態の周期が乱れず、絶滅をすることもなかったのです。
そうして長い年月をかけて周期ゼミは
素数の周期のみが生き残るようになりました。
生物がもつエネルギーというのは計り知れないですね。
周期ゼミって日本にもいるの？
そんな周期ゼミですが、日本にもいるのでしょうか？
結論から言えば、周期ゼミは日本にはいません。
セミ自体は世界中に生息をしているのですが、
周期ゼミは北アメリカにのみ生息をしています。
17年周期の周期ゼミは、北アメリカ北部、
そして13年周期の周期ゼミは北アメリカ南部に生息をしています。
2016年にはオハイオ州やペンシルバニア州で17周期の周期ゼミが大量発生し、
その数はなんと数十億匹にも及びました。
また2004年にはニューヨーク付近で周期ゼミが大量発生しています。
なので2004年から17年後である2021年にニューヨーク付近では、
周期ゼミの大量発生が予想をされています。
そんな周期ゼミですが、日本には関係ないように思われますが、
なんとこの周期ゼミの生態の秘密を暴いたのは日本人なのです。
吉村仁教授は周期ゼミの生態の秘密を解明し、注目をされました。
このように日本には生息していない周期ゼミですが、
周期ゼミの秘密には日本人は大きく関わっていたのですね。
まとめ
周期ゼミとは主に13年と17年の素数の周期で大量発生するセミのことです。
周期ゼミは北アメリカに生息をしており、文字通り定期的に大量発生が話題になります。
どうして周期ゼミが素数の周期で大量発生するのかは、
最小公倍数が存在せず、他の周期のセミと交配をしないからだと考えられています。
2021年ではニューヨークで17年周期の周期ゼミが大量発生することが予想されています。
生物の力は神秘的で時には恐ろしく、非常に面白いですね！
