生姜の生は体を冷やすって本当！？調理法で変わる効能の違いとは？

季節はいよいよ冬に入りましたね。

冬になると毎日寒い日が続き、体も冷えてしまいます。

そんな冷えた体を温める作用のある食材として

有名なのが生姜ですよね。

体を温めるために

生姜をよく食べるという人も多いのではないでしょうか？

しかし、そんな生姜ですが

生だと体を冷やすというのは本当でしょうか？

ここでは生姜の調理法や効能について解説をしていきます！

生姜の調理法でどう異なる？生と加熱による効能を比較検証！

生姜って美味しいですよね。

薬味としてはもちろんのこと、

生姜焼きなど味付けにもぴったりです。

そんな生姜ですが、体を温める効果があることも有名です。

ただ実は生姜全てが体を温めるというわけではありません。

生姜ですが、生の場合は体を冷やすというのは本当なのでしょうか？

結論から言えば、本当です。

詳しく解説をしていきます。

生姜の生にはジンゲロールという栄養素が含まれています。

これは生姜の辛さの元なる成分であり、殺菌効果があります。

なので生姜を使った保存食も

このジンゲロールの効果のおかげですね。

このジンゲロールは食べたら発汗作用もあり、

体を温めてくれます。

ですので、生姜の生でも体を温める効果がありそうですよね。

しかし、このジンゲロールによる体の温め効果は長くは続きません。

すぐに効果が切れてしまって今度は体の芯が冷えてしまうので、

体を冷やしてしまうと考えられています。

このことから生姜の生やガリは

風邪には効果があると言われています。

ジンゲロールは加熱したり乾燥をすると

ショウガオールという成分に変わります。

このショウガオールは抗酸化作用がある他にも、

血液の循環を促す、体を温める、

免疫力をアップさせるなどの様々な効果があります。

こちらのショウガオールはジンゲロールと違って効果も長続きします。

なのでもし体をしっかり温めたい、

冷え性を改善したいという場合には、

生姜は加熱や乾燥をさせてショウガオールを摂取する方が効果的です。

ちなみにショウガオールにはむくみであったり、

生理痛を和らげる効果もあります。

同じ生姜でもこのように効果がまるで違ってきます。

ぜひ生姜の効果を知った上で効果的に食べるようにしてくださいね。

女性にうれしい！体を温める生姜の調理法は？注意点も紹介

生姜ですが、体を温める効果があることから

女性にはぜひ摂ってもらいたいです。

体を温める生姜の調理法ですが、以下の調理法がおすすめです。

・ドライジンジャー

生の生姜を薄くスライスしたら、

あとは電子レンジで3分ほど加熱しましょう。

そうするだけで乾燥した生姜の出来上がりです。

そのまま食べても大丈夫ですし、料理のアクセントに加えてもOKです。

また粉末にしてお茶やジンジャエールを作るのも良いでしょう。

この場合は市販の生姜粉末でも大丈夫ですよ。

加熱して乾燥をされた生姜ですので、

ドライジンジャーにはショウガオールがたっぷりです。

なので食べただけで体がポカポカと暖かくなりますよ。

他にも生姜にはつわりを和らげる効果があると言われています。

なので妊娠中でも積極的に食べるようにしましょう。

そんな生姜ですが、食べ過ぎにも注意です。

生姜は抗菌作用が強いですが、それゆえに

食べ過ぎたらお腹を壊してしまうこともあります。

特に下痢をしやすい人やお腹が弱い人は注意が必要です。

生姜を食べる際には適量は乾燥の場合は3gほどです。

体を温めようとついつい生姜を食べ過ぎてしまわないように

注意をしてくださいね。

まとめ

生姜ですが確かに体を温める効果はあります。

ただ生姜の生の場合、ジンゲロールという成分によって、

体の芯が冷えてしまうことがあります。

ジンゲロールは加熱や乾燥をすることによって

ショウガオールに変化します。

このショウガオールは持続的に体を温めてくれるので、

体を温めたい場合には加熱や乾燥をさせた生姜を摂るようにしましょう。

それでも生姜を食べ過ぎには注意です。

ぜひ生姜を効果的に食べて、効果的に体を温めてくださいね。