意外にも日本が！木材不足の原因に迫る！
現在日本には木材が不足しているという
問題があります。
なぜそんなことが起こったのかというと
・海外の木材需要が急増し日本への輸入減少
・コンテナ不足や貨物船の減便等による物流費の高騰
・実は国産の木材は元々少ない
ということが原因とされています。
これにより、家を建てる工事の着工が遅れるといった
影響を受けている方もいます。
このままだと、家や家具の価格高騰といった
木材を使用している製品が買いにくくなってしまいます。
なので、この記事では
原因の追究といつまでこの状況は続くのかということを
お話していきたいと思います。
是非最後まで読んでみてください！
木材不足といわれ始めた理由
日本が木材不足に陥った理由の一つは
・海外の木材需要が急増し日本への輸入減少
です。
これまで日本に輸入されていた木材が
アメリカなどの海外で使われるようなったのが理由です。
現在、アメリカでは新型コロナの対策として
政策金利が実質0％になりました。
それによって住宅ローン金利も大幅に低くなり、
多くの人が家を建て始めたのです。
金利が下がったことだけでなく、
感染対策として大きい家を建てる人もいました。
その結果、木材の需要が急増しました。
また、アメリカは日本と比べると木材の品質基準が厳しくなく、
大量に買ってもらえます。
なので、売る側としては
日本よりアメリカの方が効率よく販売できるため、
日本の分がアメリカに流れてしまっている！
ということです。
二つ目の理由として、
・コンテナ不足や貨物船の減便等による物流費の高騰
が挙げられます。
これは、
コロナにより経済が停滞し、貨物量が減少、
多くの船会社がコンテナを返却・売却する事態
なってしまったことが発端です。
経済が回復し始めても、
いきなりコンテナ数を増やすことはできないため、
日本に木材を運ぶことができません。
さらに、減便などの対策がされている場合もあり、
物流費が高騰、輸入量の減少という観点から
木材の価格は高騰した
というところに繋がってきます。
ここまでの話を聞いていると、
日本にも木がたくさんあるんだから、輸入する必要あるの？
という声が聞こえてきそうですが、
ここで、冒頭にも書いた三つ目の理由
・実は国産の木材は元々少ない
ということです。
日本の木材は、昭和30年代に需要が急増し、
価格が高騰しました。
それにより、木材の輸入が始まり、
今では日本で使用する木材の７割程度が
輸入品となっているのです。
結果、国内の林業全体が減産体制となり、
予測される需要に合う程度の量を供給するような形になりました。
なので、コロナのように不測の事態になっても
いきなり大量の木を伐採することはできませんし、
ましてや、たくさんの木を植えたところで間に合いません。
いつまで続くのか、今後の対策
そんな木材不足ですが、いつまで続くのでしょうか？
これはやはり、コロナの収束に伴って徐々に解消される
と考えられています。
理由としては、コロナが収束することで、
住宅需要が落ち着き、以前のような価格に戻るのでは
ないかということです。
しかし、また同じようなことが起きないとは
いえないので対策として、
・木材の輸入量の見直し
・日本の木を増やす
・林業に携わる人を増やす
ことが重要だと言われています。
海外に頼り切りという状況を改善するためには
林業を行う人を増やし、その人たちが多くの木を植えて、
木材を増やすという
良い循環が必要不可欠であると思います。
その結果、日本経済の発展にもつながるので、
この機会に日本全体が考えるべきだと思います。
まとめ
木材不足の原因についてお話しましたが、
まとめると、原因は
・海外の木材需要が急増し日本への輸入減少
・コンテナ不足や貨物船の減便等による物流費の高騰
・実は国産の木材は元々少ない
ということが原因でした。
全てコロナが起因していますが、日本の今の林業の
体制を見直す機会になったのではないかと思います。
そのため、対策として挙げた、
・木材の輸入量の見直し
・日本の木を増やす
・林業に携わる人を増やす
ということを行い、木材不足という
ピンチをチャンスに変えていってもらいたいですね。
